resume:ミハイル・バフチン『ドストエフスキーの詩学』






第一章 ドストエフスキーのポリフォニー小説および従来の批評におけるその解釈



〔00 「詩学」とは?〕


〔01 語り手の機能や筋書き上の因果関係が存在するのみでは十分ではない〕


〔02 「ポリフォニー小説」についての通俗的解釈を斥ける〕


〔03 ロマン主義的モノローグから遠く離れた「小説構成」〕


〔04 モノローグ的な劇的対話 ⇔ ポリフォニックな究極的な対話性=複数の意識が相互作用する「事件」〕


〔05 ドストエフスキー小説の多次元性 ⇔ 単一の精神の弁証法的な成長〕


〔06 ドストエフスキーにとって本質的なもの、共存と相互作用〕


〔07 他者の信念、他者の思想、他者の意識との間の境界線上〕


〔08 機械的な関係に対立する、対話的な関係〕





第二章 ドストエフスキーの小説における主人公および主人公に対する作者の位置



〔00 メモ〕


〔01 描写の対象は主人公の自意識の機能〕


〔02 小説創作上の焦点としての《夢想家》《地下室の人間》〕


〔03 主人公=言葉〕


〔04 「幻想的な速記者」のような仮構の必要性〕


〔05 ポリフォニー小説における作者の特殊な位置づけの問題〕


〔06 作中人物の自由と自立性に矛盾しない、ポリフォニー小説の作者の積極性・能動性〕


〔07 作中人物間のミクロな対話〕





第四章 ドストエフスキーの作品のジャンルおよびプロット構成の諸特徴



〔01 社会心理小説、風俗小説、家庭小説、伝記小説、冒険小説〕


〔02 《ソクラテスの対話》、《メニッポスの風刺》〕


〔03 カーニヴァル的世界感覚〕


〔04 ドストエフスキーの長編におけるカーニヴァル化〕





第五章 ドストエフスキーの言葉



〔01 受肉された言葉による対話関係〕


〔02 ドストエフスキーの作品の言葉〕


〔03 ラスコーリニコフの選択〕


〔04 意識的な無知〕


〔05 「人間の魂の深奥」への呼び掛け〕







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