朝寝髪(あさねがみ)
朝起きたままの乱れ髪。
遊び毛(あそびげ)
襟足のあたりに垂れた毛髪。結び漏れた毛髪。おくれ毛。
洗い髪(あらいがみ)
女が髪を洗って解き下げたままのもの。
徒結び(あだむすび)
しっかりと結ばないこと。また、その結び方。
愛垂る(あいだる)
なよなよとしている。
汗ぐむ(あせぐむ)
汗がにじみ出る。汗ばむ。
汗になる(あきま)
たくさん汗をかく。また、汗で衣服が濡れる。「服が汗になる」
脂づく(あぶらづく)
体に脂肪が多く溜って艶が出る。
脂肥り(あぶらぶとり)
からだの脂肪が多すぎること。
浅手・浅傷(あさで)
浅い負傷。軽いきず。
荒れ肌(あれはだ)
脂肪分が少なくて、かさかさに荒れている肌。
荒れ止め(あれどめ)
皮膚のあれを止めること。また、そのためのクリームなどの化粧料。
赤剥け(あかむけ)
皮膚が赤くすりむけること。
預ける(あずける)
(体を)もたせかける。また、相手のなすがままにする。「体を預ける」
粟立つ(あわだつ)
寒さや恐ろしさのために、体の毛穴が膨れて、皮膚に粟粒ができたようになる。鳥肌になる。
居姿(いすがた)
すわっている姿。
居住まい(いずまい)
すわっている姿勢。
居明かす(いあかす)
寝ずにすわって夜をあかす。
幼気(いたいけ)
小さくて愛すべきさま。美しくかわいらしいさま。
項根(うなね)
うなじの元。くびねっこ。
後ろ頸(うしろくび)
くびのうしろがわ。
後ろ髪(うしろがみ)
頭のうしろの方の髪。
薄皮(うすかわ)
女などの、色が白くて、きめの細かい皮膚。「この指の腹の薄皮」
薄痘痕(うすあばた)
目に立たない程度に残るあばた。
薄粧(うすけわい)
あっさりと化粧すること。
薄紅(うすべに)
薄くつけた化粧用の紅べに。「薄紅をさす」
薄べったい(うすべったい)
うすくてひらたい。中身が少ない感じである。
受け腰(うけごし)
受動的な姿勢・態度。
打解け姿(うちとけすがた)
うちとけてくつろいだ姿。
上白む(うわしろむ)
表面の色がさめて白っぽくなる。
表着・上衣(うわぎ)
(1)重ねた衣服の最も上のものの称。(2)(身体の上部に着る意) 上・下が別になった衣服の、上の部分。「背広の上衣」
映り(うつり)
色彩の配合。「この着物にこの帯は映りがいい」
襟髪(えりがみ)
くびの後の髪。また、襟もと、くびの後方もいう。
襟筋(えりすじ)
首の後部の、襟が触れるあたり。えりあし。「すっきりとした襟筋」
襟元(えりもと)
えりのあたり。うなじ。えりくび。えりの合わさる胸元もいう。
襟足・領脚(えりあし)
襟くびの髪のはえぎわ。
襟首・領頸(えりくび)
うなじ。くびすじ。
襟刳り(えりぐり)
洋服の仕立てなどで、首回りに準じて前後をくりあけた襟回りの線。ネック‐ライン。
襟先・衿先(えりさき)
衣服のえりの先端。
襟開き(えりあき)
洋服の襟ぐりの開き具合。
襟飾り(えりかざり)
洋服の襟につける飾り。ネクタイ・ブローチの類。
後れ毛(おくれげ)
女の、ほつれて下がった髪の毛。あとから伸びたので、たばねられないから言う。
幼びる(おさなびる)
幼く見える。
起き直る(おきなおる)
起きかえって正しくすわりなおす。
支う(かう)
ささえにする。
形を改める
姿勢を正す。威儀を正す。
片身(かたみ)
からだの半分。
肩口(かたぐち)
肩の上部。かたさき。
肩裾(かたすそ)
肩と裾。
固太り(かたぶとり)
太っているが筋肉が固くしまっていること。また、そういう人。
堅肉(かたじし)
かたく引きしまった肉づき。
屈める(かがめる)
折り曲げる。かがませる。
瘡(かさ)
皮膚病の総称。できもの。
掻き疵(かききず)
爪などでひっかいたきず。
掠れ傷(かすれきず)
物がかすって、皮膚にできた浅い傷。かすりで。
蚊負け(かまけ)
蚊に刺されてひどく腫はれること。また、そういう体質。
髪付き(かみつき)
髪の結いぶり。かみかたち。
髪容・髪貌・髪形(かみかたち)
髪のかたち。
髪際(かみぎわ)
額などの髪のはえぎわ。
髪筋(かみすじ)
(1)髪を梳すいた櫛くしのあと。(2)髪の毛。
髪癖(かみくせ)
生れつきの毛髪の性質。
挿頭す(かざす)
花・枝・造花を髪または冠にさす。
解き髪(ときがみ)
結髪をといた髪。ほぐした髪。
解かす・梳かす(とかす)
髪の毛などのもつれをほぐす。くしけずる。
取り煌く(とりきらめく)
豪華に飾り立てる。
とほん
ぼんやり。茫然。「とほんとしている」
ぷつんと
〓副〓 小さく腫れあがったさま。「虫に刺された跡がぷつんと残る」
ふやふや
(1)軽く浮ぶさま。(2)柔らかなさま。
不向き(ふむき)
適していないこと。向いていないこと。似つかわしくないこと。「若い人には不向きな柄」
振り(ぶり)
名詞や動詞連用形に付いて、形・姿・様子を表す。「小振りな体」
区区(まちまち)
それぞれ異なること。個々別々。「区区な服装」
身じろぐ(みじろぐ)
身を動かす。身動きする。
身を合わす
一体となる。一致する。
身際(みぎわ)
身のあたり。身体のきわ。
身形(みなり)
体つき。
身熟し(みごなし)
身体の動かし方。ものごし。
身内(みうち)
身体じゅう。全身。「身内が引きしまる」
身近(みぢか)
自分の身に近いこと。身に近い所。身辺。
身様(みざま)
身のありさま。体の恰好。
身節(みふし)
筋肉と関節。また、身のふしぶし。
身の毛(みのけ)
皮膚の毛。
身嗜み(みだしなみ)
身のまわりについての心がけ。「身嗜みがいい」
身綺麗(みぎれい)
身なりや身のまわりが小ざっぱりとしていること。
身仕舞(みじまい)
身なりをつくろい整えること。化粧し、着かざること。身仕度。
身に付く
衣服が体に合っている。「和服が身に付く」
身悶える(みもだえる)
苦しさなどに身をゆり動かす。身をもんでいらだつ。
身を砕く
ひどく骨を折る。非常な苦労や心配をする。
身を尽す
一身を打ちこむ。まことを尽す。
水落ち(みずおち)
胸骨の下の方、胸の中央前面のくぼんだ所。むなもと。
見目姿(みめすがた)
かおだちと姿。容貌風姿。
魅する(みする)
不思議な力で人の心を引きつけ迷わす。
胸じゃくり(むなじゃくり)
胸のあたりをしゃくるように動かすこと。
胸先・胸前(むなさき)
胸のあたり。むなもと。
胸落(むなおち)
みずおちのあたり。むなもと。
結び髪(むすびがみ)
髪をとり分けて鬢びん・髱たぼをつくらない女の髪。ただぐるぐると巻きつけた女の髪。
めかす
名詞などに付いて、五段活用の動詞をつくる。…のようにする。…らしくする。
めく
体言・副詞などに付いて、五段活用の動詞をつくる。特にそう見える。そういう感じがはっきりする。「ことさらめく」「老人めいた風貌」
痩せ肉(やせじし)
やせていること。やせた体。
窶窶しい(やつやつしい)
ひどくやつれている。やせがれる
痩せ枯れる(やせがれる)
やせ細って脂肪気がうせたようになる。
優形(やさがた)
姿のやさしそうなこと。品よく痩せていること。「優形のいい男」
優優し(やさやさし)
たいそう優美である。
夕寝惑い(ゆうねまどい)
宵の口から眠がること。宵惑い。
揺り起す(ゆりおこす)
寝ている人を揺すって目を覚まさせる。
結い目(ゆいめ)
結び合せた所。
結い髪(ゆいがみ)
結い上げた頭髪。
結い上げる(ゆいあげる)
結び終える。髪などを結い整った形にし上げる。
優優(ゆうゆう)
(1)しとやかでやわらいださま。(2)のびやかなさま。ゆっくりしたさま。
湯化粧(ゆげしょう)
入浴後に化粧すること。
雪白(ゆきじろ)
雪のように白いこと。
横座り・横坐り(よこずわり)
脚を横に出し、姿勢をくずしてすわること。
横寝(よこね)
横に寝ること。横臥。
横太り(よこぶとり)
横に太っていること。
汚れ目(よごれめ)
汚れたあと。汚れた部分。
鎧う(よろう)
鎧を着る。甲冑をつけて武装する。
悪目立ち(わるめだち)
他人から良く思われないような目立ち方。そのように目立つこと。
威(い)
人をおそれ従わせる勢い・力・品格。
異相(いそう)
普通とはかわった人相、または姿。
威容(いよう)
他を圧するようないかめしい姿。威厳のあるかたち。
腋下(えきか)
わきのした。
腋窩(えきか・えきわ)
左右の腋の下の、くぼんだ所。
艶色(えんしょく)
つややかな容色。色っぽい顔つき。
婉然(えんぜん)
しなやかなさま。女性が、しとやかで美しいさま。「婉然たる笑みを見せる」
婉容(えんよう)
柔和な容貌。従順な顔つき。
艶容(えんよう)
あでやかな顔や姿。艶姿。
婉麗(えんれい)
しとやかで美しいこと。また、その様。
佳容(かよう)
美しい容貌。
華美(かび)
(1)はなやかで美しいこと。はでやかなこと。(2)ぜいたくなこと。「華美をいましめる」
下腹部(かふくぶ)
下腹の部分。
巨躯(きょく)
大きなからだ。巨体。
膚理(ふり)
皮膚のあや。きめ。
腹背(ふくはい)
はらとせ。前面と背面。まえうしろ。
雄偉(ゆうい)
すぐれて逞しいこと。雄壮で偉大なこと。
幽艶(ゆうえん)
奥ゆかしく美しいこと。
優婉(ゆうえん)
やさしく美しいこと。
優然(ゆうぜん)
ゆったりと、落ち着いているさま。
幽姿(ゆうし)
幽玄な姿。優美な姿。
夭夭(ようよう)
(1)若々しくうつくしいさま。(2)顔色が和らいださま。表情のにこやかなさま。
容儀(ようぎ)
礼儀にかなった身のこなし。また、その姿。礼容。
幼弱(ようじゃく)
幼くてかよわいこと。また、その人。