合間小間(あいまこま)
「あいま」を強めていう語。ひまひま。
間遠(あいどお)
時間的、また距離的にへだたりが大きいこと。まどお。
朝な朝な(あさなあさな)
〓副〓 朝ごとに。まいあさ。
朝な夕な(あさなゆうな)
〓副〓 朝に夕に。あさばん。転じて、つねに。
明明(あかあか)
きわめて明るいさま。「明明とした灯」
朝夕(あさゆう)
常に。いつも。「朝夕目にする」
後先(あとさき)
はじめからおわりまで。全部。みな。
後戻り(あともどり)
来た方へ戻ること。転じて、物事がそれまでより悪くなること。
暇・遑(いとま)
(1)用事のない時。ひま。(2)それをするのに必要な時間のゆとり。「応接に遑がない」「枚挙に遑がない」(3)休暇。
今時分(いまじぶん)
今ごろ。
一寸刻み(いっすんきざみ)
物事が少ずつ進行する様。
遷る(うつる)
時間が経過する。「遷りゆく時」
移ろい(うつろい)
色の衰える事。盛りの過ぎる事。
後れ先立つ(おくれさきだつ)
あとになったり先になったりする。
晩い(おそい)
時間的にあとである。「梅雨明けが晩い」
折しも(おりしも)
〓副〓 ちょうどその時に。折も折。
折も折(おりもおり)
ちょうどその時。
遅きに失する
遅すぎて役に立たない。
起き抜け(おきぬけ)
朝起きて寝床から出たばかりの時。おきがけ。「起き抜けにコーヒーを飲む」
起きしな(おきしな)
起きようとする時。起きた瞬間。
帰り際(かえりぎわ)
帰ろうとする時。帰りしな。
帰りしな(かえりしな)
帰りがけ。
片時(かたとき)
わずかの間。暫時。「片時に千里行く馬」
予て(かねて)
〓副〓 前もって。あらかじめ。前々からずっと。「予てより心に決めていた」
予予(かねがね)
〓副〓 前もって。前々から。
仮初・苟且(かりそめ)
ふとしたこと。偶然。「仮初に思い立って」
かたがた
…を兼ねて。「買物かたがた散歩をする」
がてら
一つのことをするついでに他のことをするのにいう接続助詞。用言の連用形または体言に付く。…のついでに。「散歩がてら本屋に立ち寄る」
上(かみ)
月の上旬。「上の十日」
短兵急に
にわかに。やにわに。
時を移さず
手間どらずに。すぐさま。
時ならぬ(ときならぬ)
その時節ではない。思いもよらない。「時ならぬ雪」「時ならぬ訪問」
時を争う
少しでも早く物事をしようとする。一刻を争う。
時を失う
好機会をにがす。
時の刻み(ときのきざみ)
時計の目盛り
時しも(ときしも)
ちょうどその時。折も折。
時しもあれ(ときしもあれ)
他に時もあろうに、まさにこの時。折も折とて。
時とすると(ときとすると)
場合によっては。ともすると。たまに。
時となく(ときとなく)
いつと時を定めないで。いつも。
突として(とつとして)
だしぬけに。にわかに。突然。
留処・止処(とめど)
とめるべきところ。際限。しまい。
年の積り(としのつもり)
多くの年を経たこと。
深まる(ふかまる)
物事の度合が進む。
触れる(ふれる)
関する。物事に出あう。時にのぞむ。「事に触れて」「折に触れて」
ふっつと
ぷつりと。物を断つ音にいう。
明明(あかあか)
きわめて明るいさま。「明明とした灯」
前先(まえさき)
将来。将来のなりゆき。
間延び(まのび)
普通より間まの長いこと。
間近い(まぢかい)
もうすぐに迫っている。「入試も間近い」
三日にあげず
間をあけず。たびたび。
砌(みぎり)
とき。おり。ころ。時節。「厳寒のみぎり」
見る間(ま)に
またたく間に。
矢先(やさき)
事のまさに始まろうとするとき、またはその直後。「始まる矢先に邪魔が入る」「出かけようとした矢先に客が来た」
矢庭に・矢場に(やにわに)
(1)たちどころに。即座に。(2)それまでの状況と変って突然に。いきなり。
ゆくりなく
〓副〓 思いがけず。偶然に。「ゆくりなくもパリで再会した」
夕付く(ゆうづく)
夕方に近づく。夕方になる。
行く末(ゆくすえ)
遠い将来。前途。
夜深し(よぶかし)
〓形ク〓 夜のけはいが深い。特に、夜明けまでにまだ時間があるさまである。
夜夜(よるよる)
よなよな。夜ごと。毎夜。
夜昼(よるひる)
(1)よるとひる。(2)夜も昼も絶間なく。あけくれ。日夜。
夜を日に継ぐ
昼も夜も休まずつづけて物事をする。
一息(いっそく)
一呼吸。わずかの息。
一日片時(いちじつへんし)
わずかの間。ひとひかたとき。「一日片時も心安まらない」
一刹那(いっせつな)
非常に短い時間。一瞬間。
往歳(おうさい)
過ぎ去った年。往年。
往日(おうじつ)
過ぎ去った日。むかし。
佳期(かき)
よい時期。好時期。
過日(かじつ)
過ぎた日。先日。
間断(かんだん)
絶え間。切れ目。「間断なく車が通る」
暫時(ざんじ)
すこしの間。しばらく。しばし。「暫時の休憩」
須臾(しゅゆ)
しばらく。しばしの間。暫時。「須臾も忘れぬ」
漸次(ぜんじ)
〓副〓 だんだん。次第次第に。「研究は漸次進展しつつある」
暇日(かじつ)
ひまな日。仕事のない日。
掉尾(とうび)
物事や文章の終りに至って勢いのふるい立つこと。転じて、最後。「掉尾の勇を奮う」「掉尾を飾る」
途次(とじ)
みちすがら。途中。「出張の途次」
不断(ふだん)
絶えないこと。「不断の香をたく」
不時(ふじ)
思いがけない時。時節はずれ。臨時。「不時の備え」
分時(ふんじ)
1分の時間。わずかな時間。
夕刻(ゆうこく)
夕方の時刻。夕暮れ時。夕方。
悠悠閑閑(ゆうゆうかんかん)
急がないさま。のんきに、ゆっくりしたさま。優優閑閑。悠悠緩緩。