赤腐れ(あかぐされ)
芋やサボテンなどが赤く腐る事。
熱火(あつび)
あつい火。盛んな火。烈火。
打ち萎やす(うちなやす)
打って、なえるようにする。
彫り入る(えりいる)
深く彫ほりつける。
嘔吐く(えずく)
へどを吐はく。もどす。
襟垢(えりあか)
襟についた垢。
押し拉ぐ(おしひしぐ)
押しつぶす。
落ち滾つ(おちたぎつ)
高い所から水が落ちて激しくわきかえる。おちたぎる。
飢える・餓える(かつえる)
(1)うえる。空腹になる。(2)甚だしく欠乏を感じる。頻りに欲しがる。
掻きたくる(かきたくる)
かきむしる。
掻き裂く(かきさく)
爪でひっ掻いて裂く。
噛み合い・咬み合い(かみあい)
かみあうこと。
仮借無い(かしゃくない)
見逃したり赦したりしないこと。
輝き渡る(かがやきわたる)
一面に輝く。広く輝く。
姦する(かんする)
姦通する。女性をおかす。
塗炭(とたん)の苦しみ
泥にまみれ火に焼かれるような極めて苦痛な境遇。「塗炭の苦しみを舐める」
溝泥(どぶどろ)
下水の底にたまっている泥。
飛び違う(とびちがう)
飛んでゆき違う。入り乱れて飛ぶ。
吹き切る(ふききる)
腫物などがうんで破れる。
塗(みどろ)
〓接尾〓 名詞に付いて、それにまみれる意を表す。まみれ。
水錆(みさび)
溜り水などの水面に浮ぶ錆のようなもの。
水黴(みずかび)
卵菌類の一種。水中にある生物の死骸に寄生。菌糸は水中生活に適す。
虫唾・虫酸(むしず)
溜飲の気味で、胸のむかむかしたとき、口中に逆出する胃内の酸敗液。
目瘡(めがさ)
目にできる腫物。
扼する(やくする)
(1)おさえつける。とりひしぐ。(2)重点・要点をおさえる。要衝を占める。
焼刃(やきば)
火に焼き、水に浸して鍛えた刃物。また、刃の上にある模様。
焼痕(やけあと)
やけどのあと。
焼け金(やけがね)
焼けた金属。熱せられた金属。
焼き切る(やききる)
焼いて切断する。
焼け付く(やけつく)
焼けてつく。こげつく。
拉っする(らっする)
無理に連れて行く。
縊死(いし)
自分でくびをくくって死ぬこと。首吊り。
殷賑(いんしん)
盛んでにぎやかなこと。
雨飛(うひ)
雨のようにそそぎ飛ぶこと。
炎威(えんい)
夏の暑さの烈しい勢い。
炎熱(えんねつ)
夏のもえるような暑さ。
液汁(えきじゅう)
しる。つゆ。
壊疽(えそ)
壊死に陥った部分が腐敗・融解を来した状態。脱疽。
横撃(おうげき)
よこあいから攻撃すること。側面攻撃。
横奪(おうだつ)
むりに奪うこと。よこどり。強奪。
悪熱(おねつ)
悪寒の後に発する熱。
殴傷(おうしょう)
なぐって傷つけること。その傷。
汪溢(おういつ)
あふれるほど盛んなこと。
旺然(おうぜん)
(1)物事の盛んなさま。(2)光の美しいさま。
汚涜(おとく)
けがすこと。けがれること。
汚垢(おこう)
けがれたあか。よごれ。あか。
汚俗(おぞく)
けがらわしい風俗。悪習。
汚塵(おじん)
よごれたちり。
瘟疫(おんえき)
一時的にはやる伝染病。疫病。瘟病。
苛厳(かげん)
むごくきびしいこと。苛酷。
苛虐(かぎゃく)
いじめ苦しめること。むごく扱うこと。
旱水(かんすい)
ひでりと洪水。
赫然(かくぜん)
(1)かっと怒る樣。(2)輝く樣。
赫怒(かくど)
はげしく怒ること。
赫赫(かくかく)
赤くかがやくさま。熱気を発するさま。
赫灼(かくしゃく)
ひかりかがやくこと。
渇欲(かつよく)
のどがかわいて水をほしがるように、あるものを得たいと強く望む気持。
禍殃(かおう)
天災・火災などによるわざわい。災禍。
潰乱(かいらん)
ちりぢりばらばらにくずれ乱れること。
壊廃(かいはい)
やぶれすたれること。
壊敗(かいはい)
こわれやぶれること。
潰崩(かいほう)
ついえくずれること。崩潰。
潰爛(かいらん)
くずれただれること。
壊落(かいらく)
くずれ落ちること。
灰塵(かいじん)
(1)灰と塵。滅び尽きる物。(2)価値のない、とるにたらぬ物。
苛評(かひょう)
あまりにきびしい批評。酷評。
猾知・猾智(かっち)
悪賢い知恵。また、悪賢いこと。
活溌溌地(かっぱつはっち)
極めて勢いのよいさま。気力がみちみちて活動してやまぬさま。
夥多(かた)
おびただしいこと。非常に多いこと。
飢渇・饑渇(きかつ)
うえとかわき。食物や飲物がない苦しみ。
矯激(きょうげき)
言動が度はずれて過激なこと。「矯激な言動」
掘削・掘鑿(くっさく)
地面や岩盤を掘りうがつこと。
供物(くもつ)
神仏にそなえるもの。
撃鉄(げきてつ)
銃の撃発装置の一。雷管を強打し発火させて弾丸を発射する部品。うちがね。
血肉(けつにく)
血と肉。転じて、親子兄弟。血族。骨肉。
蚕食(さんしょく)
蚕が桑の葉を食うように、片端から他人の領域を侵略すること。
残屑(ざんせつ)
のこりかす。
醜行(しゅうこう)
みにくい恥ずべき行い。
数奇(すうき)
(1)不幸せであること。不遇。(2)境遇の変化が激しいこと。
獰悪(どうあく)
性質などが荒々しくわるづよいこと。
瞠然(どうぜん)
あっけにとられて目をみはるさま。
痘漿(とうしょう)
痘瘡の水疱・膿疱から出る膿汁。
凍裂(とうれつ)
急激な寒気のため樹幹の水分の多い辺材が凍って膨張し、その外周部の樹皮は収縮するため、幹に縦に割れ目ができること。
毒痛(どくつう)
毒のために痛むこと。
罵詈讒謗(ばりざんぼう)
悪口をあびせ、口ぎたなく相手をののしること。「罵詈讒謗を浴びせる」
腐朽(ふきゅう)
くさりくちること。
腐熟(ふじゅく)
堆肥などがよく発酵して腐ること。
腐泥(ふでい)
藻類その他の下等水生動植物の遺骸が水底に沈み腐朽して生ずる泥。
奮激(ふんげき)
はげしく心をふるい起すこと。
奮進(ふんしん)
ふるい立ってすすむこと。
憤怨(ふんえん)
いきどおりうらむこと。
忿恨・憤恨(ふんこん)
いかりうらむこと。
焚焼(ふんしょう)
やくこと。
斧鑿(ふさく)
おのとのみ。「斧鑿の痕」
紛淆(ふんこう)
入り乱れること。入り乱すこと。紛乱。
紛雑(ぶんざつ)
ごたごたと込み入っていること。紛錯。
暴戻(ぼうれい)
あらあらしく道理にもとること。「暴戻な帝王」「暴戻の限りを尽す」
滅裂(めつれつ)
破れ裂けて全く形を失うこと。きれぎれ。はなればなれ。
厄難(やくなん)
わざわい。災難。
油煙(ゆえん)
油・樹脂などを不完全燃焼させる時に生ずる黒色微細の炭素粉。墨の製造に用いる。
佯狂・陽狂(ようきょう)
狂人のふりをすること。また、その人。
熔錬・溶錬(ようれん)
溶解・精錬すること。
烈々(れつれつ)
はげしいさま。勢いの盛んなさま。「烈々と燃える」