愛敬付く(あいきょうづく)
表情や態度に魅力が出てくる。
愛愛しい(あいあいしい)
愛らしい。愛想がよい。
愛敬らしい(あいきょうらしい)
愛敬があって可愛らしい。
仰のく(あおのく)
〓自五〓 上を向く。
仰向く(あおむく)
〓他下二〓 上を向かせる。
青脹れ(あおぶくれ)
青脹れ顔などが青っぽく、むくんだように見えること。
訝しむ(いぶかしむ)
いぶかしく思う。不審に思う。
色を失う
驚き恐れて顔色が青ざめる。
うそ笑む(うそえむ)
少しばかり笑う。微笑する。
うそ恥かしい(うそはずかしい)
なんとなく恥かしい。
憂え顔(うれえがお)
訴えたいことがあるような、心配ごとがあるような顔つき。
嬉し顔(うれしがお)
うれしそうな顔つき、様子。
怨み顔(うらみがお)
相手の不実を怨んでいる顔つき。
打解け顔(うちとけがお)
うちとけた顔つき。
薄目(うすめ)
まぶたを細く少しあけた目。
俯し目(うつぶしめ)
視線を下の方に向けた様子。
上目(うわめ)
顔を伏せたまま瞳だけ上へ向けること。
奪う(うばう)
注意・関心をもっぱらひきつける。「人目を奪う」
上唇(うわくちびる)
上の方の唇。
奥目(おくめ)
普通の人より奥に凹んでいる目。くぼ目。
面差し(おもざし)
かおだち。かおつき。顔のようす。
面立ち(おもだち)
顔つき。かおだち。おもざし。
面持ち(おももち)
内面の感情が現れたかおつき。顔色。
面熱り(おもほてり)
顔がほてること。
面窶れ(おもやつれ)
(病気や心労で)顔がやせて見えること。おもやせ。
幼顔(おさながお)
子供の時の顔つき。ちごがお。
顔癖(かおくせ)
顔にあらわれる癖や特徴。
顔先(かおさき)
顔の前。眼前。
顔変り(かおがわり)
顔つきのかわること。面変わり。
顔杖(かおづえ)
ほおづえ。
顔を解く
笑い顔をすること。
顔作り(かおづくり)
(1)顔の化粧。(2)顔つき。顔かたち。
顔を直す
化粧のくずれを整える。
賢顔(かしこがお)
利口ぶる顔つき。
託ち顔(かこちがお)
なげいている顔つき。うらめしそうなようす。
片笑み(かたえみ)
片頬に笑みを含むこと。微笑。
片笑む(かたえむ)
片頬に笑みを含む。ちょっと笑う。
片頬(かたほ)
一方の頬。かたほお。
片眉(かたまゆ)
片方の眉。
片眠り(かたねぶり)
ねむるともなくねむること。いねむり。まどろみ。うたたね。
相好(そうごう)を崩す
顔をほころばせて大いに笑い、または大いに喜ぶさまにいう。
尖り顔(とがりがお)
口先をとがらせて怒った顔つき。
恍け顔(とぼけがお)
とぼけた顔つき。とぼけづら。
遠見(とおみ)
遠くを見渡すこと。また、遠くから見ること。「遠見がきく」
と見こう見(とみこうみ)
あちらを見たり此方を見たり。
利目(とめ)
するどい目。
二皮眼(ふたかわめ)
ふたえまぶたの目。
太む(ふとむ)
太くする。「眼を太める」
膨らめる・脹らめる(ふくらめる)
ふくれるようにする。「頬を膨らめる」
目頭(まがしら)
目の端の鼻に向かった部分。めがしら。
眥・眦・睚(まなじり)
目じり。⇔目頭
瞬ぎ(まじろぎ)
まじろぐこと。まばたき。
眼縁(まなぶち)
目のふち。
眉際(まゆぎわ)
眉の生えぎわ。
眉間(まゆあい)
眉と眉との間。眉間(みけん)。
眉尻(まゆじり)
眉のしり。眉毛の末端。
眉根(まゆね)
まゆげの根もと。
眉を読む
相手の表情から、その人の心を推しはかる。
眉を曇らす
心配や不快の思いで、暗い顔つきになる。眉を顰める。
まじくじ
しきりに目をぱちくりさせるさま。
まじりまじり
眠れないでいるさま。
まんじり
(1)(多く、打消の語を伴う) ちょっと眠るさま。まどろむさま。「まんじりともせず一夜を明かす」(2)じっと。まじまじと。「まんじりと見る」
微睡(まどろみ)
しばらくとろとろと眠ること。
目深(まぶか)
目の隠れるほど深くかぶるさま。「帽子を目深にかぶる」
円顔・丸顔(まるがお)
まるい形の顔。
眉作り(まゆづくり)
眉墨で眉をかくこと。その道具。
見交す(みかわす)
互いに見る。見合う。
見逸れる(みそれる)
うっかり見おとす。
見回らす(みめぐらす)
見まわす。
見向く(みむく)
関心をもって見る。見入る。
見切る(みきる)
様子を見とどける。状態を見きわめる。
見和ぐ(みなぐ)
見て心がやわらぐ。
剥れる(むくれる)
怒ってむっとした顔をする。
めくじら
目の端。目角(めかど)。
目細(めぼそ)
目の細いこと。また、その人。
目凹(めくぼ)
目のくぼんでいること。また、その人。
目鼻(めはな)
(1)目と鼻。(2)目鼻立ちの略。
目癖(めくせ)
目のくせ。一癖ある目つき。
目元・目許(めもと)
目のあたり。「涼しい目許」
目色(めいろ)
目の色。眼光。目つき。
目遣い(めづかい)
物を見るときの目つき。また視線をおくること。目くばせ。
目移し(めうつし)
目を移して他を見ること。
目積り(めづもり)
目で見て見積ること。目分量。目算。
目通し(めどおし)
目を通すこと。全体を一通り見る事。
目紛れ(めまぎれ)
目がちらついて正視することができないこと。
目ばしこい(めばしこい)
目をつけることがすばやい。目ざとい。
目を澄ます
見詰める。よく注意して見る。
目を凝らす
よく見ようとじっと見つめる。
目を配る
よく注意して、必要なところに落ちなく目を行きとどかせる。
目を注ぐ
注意して見る。注目する。
目を曝(さら)す
全体をくまなく見る。
目を側(そば)める
(憎悪や畏怖のため)正視せず横目で見る。また、目をそらす。
目を剥く
怒ったり驚いたりして目を大きく見開く。
目を掠(かす)める
見つからないようにこっそり行動する。目を盗む。「親の目を掠める」
目に障(さわ)る
(1)目の毒になる。(2)めざわりとなる。
目角(めかど)が強い
物をしかと見る。
目を引く
その方に目をひきつける。注意を向けさせる。
山羊鬚(やぎひげ)
山羊のひげのように、人の顎の下に生やした長いひげ。
揺らめかす(ゆらめかす)
ゆらめくようにする。
夜目(よめ)
夜、暗い中で見ること。「夜目にも鮮やかな梅の花」
一粲(いっさん)
「粲」は清白の意で、白い歯を出して笑うこと。1度笑うこと。一笑。「一粲を博す」
臆面(おくめん)
気おくれした顔色・様子。
温顔(おんがん)
柔和な顔つき。
嬌羞(きょうしゅう)
恥じらうさまのなまめかしいこと。
虹彩(こうさい)
眼球の角膜と水晶体との間にあり、中央に瞳孔をもつ円盤状の薄膜。色素を有し(日本人は茶褐色)、ふつう眼の色といわれるものは虹彩による。
喘鳴(ぜんめい)
呼吸に際し、気道がぜいぜいと雑音を発すること。また、その音。
相好(そうごう)
顔つき。顔かたち。
瞠視(どうし)
目をみはってみつめること。驚きあきれたさまなどにいう。瞠目。