:心構え
- もしインタビューしたという事実が相手の印象にまったく残らないとしたら、そのインタビューには何か大事なものが欠けている。インタビュアーが能動的に相手に食い込んでいったのであれば、必ず相手の記憶にもそのときのことが印象されるはずだ。それは単なるアンケート調査票の升目を埋めていく情報収集ではないはずだから。
インタビューとは既成概念で調査票をつくって所定の回答を埋めていくというだけのことではなく、相手との対話によって新たに「発見」が得られるはずの活動である。相手の現実にはこちらが事前にイメージできない何か特別なものが横たわっていることが少なくない。それはいくら文献主義の勉強をつみ重ねても把握できない。相手と現に向いあっての対話の中でしか発見することができない。 - インタビュイーとの関係はインタビューが終わったら終わりと考えてはならない。そのように関係を切り捨てていくような態度が最初から予期されているようだと、インタビューそのものも薄手のものとなってしまうだろう。或る程度インタビュー後の関係についてまでイメージを描きつつインタビューに取り組む必要がある。
- 質問の回答を聞くよりも断然重要なのは相手との関係を築くことだ。場合によっては陳述を聞く作業に制限を加えてでも、相手との関係の確立を計らねばならない。このことを念頭に置いておけば、何から訊いていけばよいか、自ずと分かるはずだ。関係を断裂するためのインタビュー=対話では意味がない。
- もしインタビューにおいて相手のことを「理解」する必要があるとしたら、それは相手の心境(辛さ)を理解するということと同義ではない。そうではなく、理解すべきは相手の置かれている具体的な状況だ。相手の鬱病の辛さよりも、「同族会社の一員であるために休み時間も十分に息抜きできなかった」というような状況への理解は、相手を脅かすことなく「相手が分かった」感覚を齎す。だから、たとえば相手の辛い一日の過ごし方が、いかにもこうだという現実感を伴って目に見えてくる、それが「理解」の第一段階となる。
:事前
- 物事には流れがあり、無理してはいけない。チャンスは逃してはならない。インタビューにおいてはインタビューを行うタイミングそのものが決定的な意味を帯びることがある。したがって、普段から複数の相手に対してインタビューを行うという想定のもとに少しずつ準備を進めておき、幸運にもインタビューできる機会が訪れたらすぐに準備の密度を高めるということを可能にしておく。思い立ってから準備にとりかかるようでは、納得できるレベルのインタビューなどできるはずがないのだから。
つまり、インタビューはつねに潜在的に複数が同時並行的に進行しているようなものと考えていい。
インタビューをするに好都合なチャンスが訪れなかったら、縁がないものと考えて諦めよう。不思議なことだが、本当に縁のある相手とは何らかの形で交わる機会が得られるものだ。 - インタビューにおいてより積極的に相手に踏み込みたいと思うのならば、インタビューの中で何かしらの「提案」を相手に投げ掛けるつもりで臨むと良い。何でもいい。相手にとって役に立ちそうな何かを提案しようとする、その態度が前提になっていれば、明らかに相手に接する態度、相手に抱く関心、相手を見る目も変わる。単に話を伺うというだけでは駄目だ。
- インタビューの依頼の前にはお互いの立ち位置を相互確認しておくことが必須である。自分の意図するところがインタビュイーの利益となるのでなければ、とてもインタビューの承諾などしてくれはしないだろうからだ。事前の交渉では、相手が利益と感ずる点は何かをよくよく見定めていかなければならない。インタビューされても時間の無駄だと相手に思われるようではインタビューそのものも上手くいかない。初対面でも、とにかく何らかの形で相手に自分が役に立つということを示すことができなければならない。たとえばそのためには、このインタビューは自分が相手とともに成長していく機会なのだという意識を持ってみることも大事だろう……。相手と何らかの志を共有していると思えることも重要だろう……。
インタビュイーにインタビューの中で気づいたことを提案する、というのも相手に積極的に利益を与えようとする態度の一だ。こうしたことの積み重ねが馬鹿にできない。もちろんインタビューを書き起こして編集しまとめたものを後日相手に贈ることも、一つの返礼の仕方だろう。 - 事前の想定が役立たないからといって、事前準備がまったく不必要というわけではない。インタビュイーについての知識はしっかりと収集して頭に入れておくことは当然だ。だが、実際に現に会って話してみなければ分からないことが多過ぎる。その新たに見聞きしたことを無視して、予備知識どおりに事を進めようとするとまったく無価値なインタビューにしかならないことは肝に銘じよ。
相手にかんする情報収集について言えば、時間の許すかぎり、目についたものは何でも収集するというのが基本だ。 - 場合によっては、インタビューをする前にその相手が暮らしている土地について調査を行う必要もある。単に質問事項を掘り起こすということだけではなく、その人の生活上の土地勘をつかんでおくということが有用になることもあるからだ。
基本的に都市住民の生活は「寝起きする場所」「職場」「買物する場所」「飲み食いする場所」というポイントを結ぶ動線の上でいとなまれている。こういった場所についてはインタビューより先に軽く聞き知っておき、自分の足で訪ねてみることも重要だ。土地は生きている。その土地に個性と呼べるだけのものがあるならば、その地域社会は必ず何らかの「クセ」を持っている。まずはインタビュイーが普段利用している交通手段と同じものに乗ってみよう。電車の場合窓の外に見える風景の変化は、土地勘を養うのに最良の端緒となるだろう。そして、最寄り駅、飲食店、ショッピングセンターなどでは、しばらく腰を落ち付け、とくにそこを出入りする人々がどういう職業の人たち(働いている最中の人が多いか・そうでないか)であるか、どのような服装をしているか、どういう年齢・性別の人が多いのか、彼らは本質的にはどういう性格の人びとであるか、に気をつけて観察しつづけてみるとよい。また、その周辺を歩いてみてまわるとさらにいろいろのことが分かるだろう。目を惹くものがあったらそこへ立ち寄ってみてもよい。当然ながら、店ではしっかりと金を使ってみること。歩きながら買い食いしてよい。その土地で働いている人に接することは非常に啓発的なはずだ。比喩的に言えば、見ているだけでなく触ってみなければわからないものがあるということ。
とにかく、足に地をつけて動く世界をきめこまかに観察すること。それによって考えるべき疑問が見えてくる。
ただし、一口に土地の「観察」と言っても、単に現在だけを見ればいいというものではない。その土地の過去と将来にも想いを馳せつつ見なければならない。それがそこに存在しているということは、何らかの人間の意識が働き、過去からの変遷を乗り越えてつづく存在理由があるということなのだから。(そうしたことを承知した上でなら、デジタルカメラ等の利用も有効である。)
時間がゆるすならば、一度だけではなく、一ヵ所へ何度も訪れてみるべきだろう。はじめに得た印象が回をかさねるうちに修正されていくということは当然起こり得る。そもそも時期・季節が変われば土地が見せる表情も変わってくる。 - そもそも「観察する」ことの動機は、こちらが一人ですべてを済ますことができるのであれば、どこを旅行していようが生じないのだ。観察する必要が生じる大本は、自分一人ではどうしようもない以上、相手の社会にとけこまなければならないという困難からで、そこから観察が起こり、相手を、周囲を理解しようと務めることになる。
自分が生き延びようとしており、しかしそれが一人ではなせないことであるなら、同じように生き延びようとしている他人の都合も十分に理解しなければならない。
:最中(全般)
- 「空手に先手なし」そして「出会いにフェイントなし」と言う。すなわち、出会いの時点で相手の雰囲気に合わせる努力をするべきだということ。雰囲気を捉えると流れが見えてくる。
自分のことばかりかまけずに相手を良く見る=相手の雰囲気を捉える。相手の言葉がうまく頭に入ってこない時は、相手の雰囲気にシンクロすべきだ。相手の雰囲気に合わせることで、相手の語っているどの部分に焦点を合わせれば良いかも分かって来るだろう。 - インタビューはまず五分、十分程度の雑談から始める。事前に決めていた質問をそのまま一から訊ねていくような馬鹿な真似はしない。慌てる必要はない。誰でも、「人に話したいこと」を胸に抱えているものだ。雑談の中でまずはそれを探っていく。相手の反応をしっかりと見極めていく。この人はどのような話を持っているのか? 日頃からこの人が他人に話したい(他人に訊いてほしい)と思っていることは何か? 五分、十分の雑談でそれを見出すことができれば、残りのインタビューの時間はすべて話の焦点をそこに置くべきである。そして、対話しながら相手の話したいことを徹底的に引きずり出すのだ。そこには事前の資料からはまったく想像=創造できない別の現実が広がっているはずである。こうしたやり方でインタビューを実施すると、毎度相手によってまったく異なった話の展開になるのは、言うまでもない。実際には自分の期待している回答を鏡像的に確認しているだけの杓子定規なアンケート調査では得られない、新たな「発見」を、インタビューにおいては見出さなければ意味がない。
警察調書を作成するようにいちいち細部を問い訊ねて埋めていく必要はない。しかし、相手の全体像を掴むためならば、わからないことは何でもどんどん訊いていい。わかるまで訊くこと。知識が深まるほどに見えてくる光景が違ってくるだろう。
アンケート的な規定の質問を相手に投げ掛けるときは、上記のインタビューが終わったあとで確認したい点だけを洗い出して事後的に行うべきである。その方が相手の負担も少なくてすむ。
事前に用意していた質問の回答を得るだけでインタビュー時間のすべてを費やすことほど、愚かしいことはない。それでは何の新たな「発見」もあるまい。 - 「誰でも、「人に話したいこと」を胸に抱えている」。訊かれたら答えるものではなく、自分から進んで語りたいこと。質疑応答では決して得られることのない真実。というのは、簡単に言ってしまえば自分自身ことと、その周囲の生活のことなのだが。
自分がどのように苦労して生活してきたかの記憶は誰もがしっかりと持っている。その生活が精一杯の充実したものであればあるほど、それは一編の物語のようなものになっている。一人一人の人間に心をとどろかすような歴史があり、それがまた社会の歴史とも連動している。そう、意外と人びとは世の中の景気の浮沈やそれによってどういう金銭上の苦労が自分に生じたかを、根深く感じているものだ。
相手の生活を動かしてきたものは何だろうかと考えをめぐらせてみることだ。相手の実生活を理解しようとつとめることだ。ときには相手の生活上の苦労を代弁できるようになるまで理解を追求してみることだ。相手の生活を支え、強い信条となったものは何であったか。彼の過去の生活環境(の変遷)はどういうものであったのだろうか。そして彼はどのようにして自分の運命を超克して運命以上の存在になろうとしたのか、彼はどこまで自分の可能性の限界をためしてみたのか。こうしたことは現に今現在の彼の生活習慣につながるものとしてあるはずだ。
というようなことを踏まえた上で、相手の言葉に耳を傾けてみる。「友だちだと思い、思われたら、少しのじゃまは気になるまい。それで話に興がのれば、一気に聞くがよい。質問に答えてもらうんなら、互いに疲れもしよう。だが、人はみんな、話したいことをもっている。その人が話したいことをその人が話そうとしているときは、じっと聞いたらいい。話には、ひとつの流れがあって、これに口をはさんだり止めさすのはよくない。」(宮本常一) - 何でもあけすけに語られる(葛藤が軽視される)空間では、実は何も重要なことは語られていない。対話の中から真摯なものは消え、“重い、負担になるような感情”は関係から完全に追放される。互いに無責任になってしまうわけだ。そのような無責任な関係に陥らないためには、あらかじめ「秘密を告白しないこと」を相手に奨励しておくという面接技法がある。インタビューの開始に当たって、「もちろん、このインタビューの中では何を話しても差支えありません、しかし、あなたにとって重大な事柄は、それを話すことの必要性を実感されるまでは話さないでおくことをお薦めします」と告げる。何でもかんでも根掘り葉掘り無理に訊けば良いというものではない。
相手のためらいや葛藤はつねに最重要所見である。
:最中(細部)
- 既知の相手に対するインタビューの最初の一手──久し振りに会った相手に接する時には、まず以前会っていた頃の思い出や、その間に起ったことを話題にして、空白によって隔てられている昔と今とを繋ぐようにするとよい。
- 質問を投げ掛ける流れを作るコツは以下のとおり。「話をすることで意識野が拡がり、連想が増してくるものだから、現在相手が意識し、しかも強くこだわっている分野の周辺、現在の問題点に隣接している話題が望ましい。……すなわち、相手の《いま・ここ》に隣接している話題から拡げていくのが望ましい。時間系列については、面接している《いま》を出発点に、今朝起きてから来院まで、昨日、最近一週間とさかのぼり、生育史、家の歴史へと進む順序がよい。空間系列としては、面接している《ここ》を出発点に、待合室、来院途中のバスの中、家、職場、人生史上の諸場面、空想上の場面へと進む順序で話題を進めるのがよい。さらに敷衍すると、人にとって《いま・ここ》に最も近い、身近な五感から出発するのがよい。『眼耳鼻舌身』によってとらえられる『色声香味触』の体験から話題を始めるのである。また、この領域内の話題をしている限り、聴き手の誤解があまり大きなものにならないという利点もある。問診の途中で時折この領域に立ち戻る習慣をもっていうと、相互不理解の修正に役立つ。」(神田橋條治)
- どうやって“インタビューの舵を取る”のか? どうやって相手の陳述への意欲を増大させるのか。当然ながら、インタビュイーは語ったことに対するインタビュアーの反応を観察して反応を返す。従って、インタビュアーは相手をしっかり観察した上で、陳述の流れを良い方向に向けるよう都度都度適切な反応を示していかなければならない。言葉の意味内容よりも、声の大小、調子、感情の籠り具合、そして表情が、相互に重視されるのだ。「相手の話を受ける際に「ほう」と応じる。この「ほう」という応答は優れたもので、間や、トーンや、アクセントの加減次第で、さまざまの意味を付与して投げかえすことができ、しかも、コトバをかなり鳴き声的に用いているので、意味の種類は多くなく、発声している側でそのときどき付与されている意味を認知し易い。さらにもうひとつの利点は、意識して意味付与しながら「ほう」を使うよう努めると、自然に表情や姿勢が同調して、好奇心、驚き、同情、軽視、疑いなどの非言語レベル表現が上達する。」(神田橋條治)
- 相手の話を聴くコツ。相手の話を次々に視覚イメージに置き換えながら聴くこと。映画のシナリオを読みながらできあがった映像を空想するあの作業と同じことをするのだ。この方法には記憶を助け、理解を確かにするだけでなく、問いの着眼点をさし示す効用もある。逆にシナリオの情報に抜け落ちがあると、その部分の映像が描けない。たとえば、「季節はいつ?」「まわりに人影はあるのか」などと質問を投げかけて明確にしないと、その部分の映像が描けない。そのように映像の不明確部分に着眼することで、さらなる明確な質問を発することができる。
- インタビューにおいては、個々の事実についてはそれほど正確でなくてよい(一つの事実を確実に把握しようとする努力は、他の多くの事実について真実を把握しがたくする)。虱つぶし的な取り調べ尋問をおこなう必要はない。重要なのは全体像の把握が歪んでいないという点だから。同様に、あまり因果関係を詳細に追求しないこと。
そして、すべての質問は、その現時点での必要度をお互いに納得している雰囲気の下で問われなければならない。 - 「具体的にそれはどういうこと?」「何故そんな風になったんですか?」と相手に新たな義務を負わせるような問い方よりは、ただ事態の成り行きを訊いていくのがよい(「……して、そしてどうなっていったのですか?」)。そして、語られた事態の流れの中での相手の雰囲気の変化を観察すること。
- 「なぜ」という問いは相手に負担を強い過ぎる。他方「はい/いいえ」で答えれば良い質問、「どれか」「どっちか」を選べばよい質問は、問う側が頭を使って疑問文を工夫しなければならないものであり、相手に余計な負担を掛けずにすむ。したがって、できるだけ「なぜ」以外の疑問文を組み合わせることで、最終的に知りたい「なぜ」の答えに接近して行くのが良いだろう。頭から「なぜですか」「なぜですか」と連発するのは、要するに情報収集作業において全面的に相手に依存しているということであり、つまり手を抜いて楽をしてるということにほかならない。
- 言い回しの微妙な差異こそが雰囲気を決定する。×「……したのは、何故ですか?」○「……したわけを、聞かせて下さい。」インタビューの最中には言葉づかいに十分気を配ること。
- バードウォッチングの場合を考えてもらえば分かるが、こちらから刺激を与え過ぎると、それが不自然なものであるために、観察対象の持つ細やかな特質は見えなくなってしまう。インタビュアーのデリケートさ、相手の反応を敏感に受信するアンテナ感度、が要求される。
- 「相手から試されている」「相手から困らされている」という判断は常に厄介な事態(被害的判断にもとづく逆襲!)を惹き起こす。判断を変えることだ。試しているのは相手ではなく、目の前の具体的な対人状況なのだということ。実際の現実的状況はつねに自分の思いどおりにならなくてあたりまえである。
:事後
- インタビューによって得られた資料(メモ、音声データの書き起こし)は、もちろんそれだけで完結したものではなく、何かに利用するべきものだが、その利用がちゃんと終わるまでは敢えて整理してしまわない方がよいこともある。整理してしまうとそれだけで一仕事終わったような気持ちなり、必死でそれを活かそうという気になれないものだ。つまり真の仕事が終わるまでは資料の熱を冷まさないで、ある程度乱雑なまま置いておく方が良いということ。生産性の点からもその方がいい(資料の熱が冷めないうちにそれを利用しなければならないというやる気の駆り立て効果がある)。
- インタビューによって得られた資料で一番興味深いのは、常識的な眼で見れば異常なものとして切り捨てられる要素と、逆にあまりにも凡庸すぎて誰も関心を示しそうもないような要素と、その両極である。そこにはインタビュイーの人格のダイナミズムが現われていると言えるからだ。そこを押えておけば、相手について代わり映えのない結論が出てくるということはないだろう。
:インタビューにおける質問フォーマット
- (全般的に、言葉遣い・口癖にも注目すること)
▼年齢・誕生日
▼略年譜
▼現住所
▼そこに住むことになった経緯・手順・動機
▼現在住んでいる街の印象を語ってもらう(便利? 清潔? オシャレ? 退屈?)
▼現在住んでいる街で気に入っている点
▼現在住んでいる街で気に入らない点
▼部屋の間取り・空間図(描いてもらう)
▼部屋のなかの描写
▼現在の職業
▼過去の職歴
▼現在の仕事に就くにいたった経緯
▼ここ5~10年ぐらいの間にあった生活史上の出来事・変遷を年譜のように語ってもらう
▼職場の住所
▼平均的な一日の過ごし方・タイムスケジュール(起床→朝仕度→外出→職場到着……それぞれ何時か)
▼仕事の詳細な内容・行程
▼目下の財政状況(収入と支出、住民税や光熱費など細かいことも含めて)
▼自炊と外食の比率について
▼いつもどこで食事をするか・一食の予算はどの程度か
▼いつもどこでお酒を飲むか
▼いつもどこで喫茶するか
▼いつもどこで日用品の買物をするか
▼いつもどこで趣味の買物をするか
▼いつもどこで服を買うか・一回の服飾の買物における予算はどの程度か・サイズは
▼最近習慣となっていることについて語ってもらう
▼最近あった記憶に残る出来事について語ってもらう
▼仕事をしている最中のことで印象強かったエピソード・体験談
▼仕事の最中もっとも緊張するのはどんな時か
▼一般には知られていない業界のルールのようなものはあるか、あるとしたらどんなルールか
▼職業上の苦労話・嫌なことについて語ってもらう
▼職業柄学んだ経験則(職業柄身についた習性)について語ってもらう
▼職場の人間関係について語ってもらう(同僚/上司/部下/顧客/取引先の人)
▼金銭のやりくりでのエピソード・苦労話を語ってもらう
▼住居における近所付合いについて語ってもらう
▼友人・知人にどういう人がいるかを訊く(固有名を手掛かりに)
▼友人・知人と知りあった経緯・手順(どのように“強制的に”関係を持たざるをえなくなったか)
▼友人・知人と付合いが深まった経緯
▼友人・知人の特異なエピソードを語ってもらう
▼職場の人・隣人の特異なエピソードを語ってもらう
▼友人・知人以外で記憶に残っている人物について訊ねる
▼他人から自分がどう評価されている(と思う)かを語ってもらう
▼他人を普段どう観察・考察しているかを語ってもらう
▼世間を普段どう観察・考察しているかを語ってもらう
▼自分自身の将来設計について語ってもらう
▼周囲の人びとの将来設計について、およびそれをどう思うかについて、語ってもらう(周囲の人間の人生上の目的は、自分のそれとどの程度共振しているか?)
▼家族との関係性について訊ねる
▼出生地
▼過去の引っ越し歴
▼故地についての意識
▼故地の土地柄(自然都市か人工都市か/海や山は近いか/開発は進んでいるか/植生・季節感/その他地理的条件)
▼家族構成、きょうだいの年齢差
▼両親の出身地
▼両親の職業・経歴
▼両親が結婚にいたった経緯
▼祖父母の経歴
▼実家の経済状況
▼きょうだいの職業
▼家族一人一人について
▼どの程度の親戚付き合いがあるか
▼家族システムの変遷(実家暮らしの員数の推移など)
▼出身校(小学校/中学校/高校/大学)
▼出身校の雰囲気
▼学生時代の人間関係
▼学生時代の行動半径
▼学生時代のクラブ活動・委員会活動などについて
▼恋愛観について語ってもらう
▼結婚観について語ってもらう
▼恋人と知り合った経緯・手順
▼結婚に至った経緯・手順
▼恋人・伴侶について(どのような人か)
▼自分で自覚している性格的特徴について語ってもらう
▼自分で自覚している自分特有の悩み・性向・嗜好について語ってもらう(過去のも含む)
▼具体的に、「過去にこういうことはあったか」(はい・いいえで答えてもらう)という質問を投げかける
▼その答えを手掛かりに、過去のエピソード記憶を聞き出す
▼記憶に残っている他者の(あるいは自分自身が他者に告げた)言葉を想い出してもらう
▼記憶に残っている他者との会話を想い出してもらう
▼あの出来事が人生の岐路だった、というようなことが過去あったかどうか、訊ねる
▼その出来事についての心理的原因・伏線・手順などについて訊ねる
▼人生上の、他人からの影響について語ってもらう(人間から/書物から)
▼「恥・屈辱・被-侮辱」といった情動にまつわる経験について語ってもらう
▼思想的関心について訊ねる
▼個人的に常識と思っていること・こだわりを語ってもらう
▼自分自身の倫理観・価値意識について語ってもらう
▼死生観について